「もったいない人」にならないために、正しく評価される方法
「自分のほうが実力もあり、結果も出しているのに、なんであの人のほうが評価されているんだ」と不満を持ったことはありませんか?
昇進、昇給、ボーナス、異動、左遷やリストラ、転職するにしても、起業するにしても、キャリアのすべては「評価」によって決まります。
そこで、約30年間にわたって、300社以上の企業、1万人以上のビジネスパーソンを見てきた人事の超プロが、正しく「評価」される方法を初めて明かします。
どのように決まるのか知っていますか?
評価は基本的に「成果」と「行動」によって決まります。ただし、それを実現するためには、もう1つ重要なことがあるのです。
それは、最終的に「性格(パーソナリティ)」が評価を決定づける要因であるということです。これまで誰も明言してきませんでしたが、多くの企業の「評価」におけるリアルです。
この事実を知らないために、努力や成長の方向を見誤ってしまい、自分では結果を出しているつもりでも適切な評価を得られていない「もったいない」ビジネスパーソンが非常に多くいます。
本書では、「評価の仕組み」を明らかにするとともに、そこに「性格」がどのように影響しているのかを詳しく解説します。さらに、驚くほど評価が高まる「パーソナリティ診断チェックシート」も付き。
・どんな企業にも共通する、普遍的な評価基準「45のコンピテンシー」
・「会社が求めること」は変化する
・マネージャーとは「何」をマネジメントするのか?
・「行動」には「性格」が影響している
・あなたは「自分の性格」を知っていますか?
・面接も「性格」が見られている
・会社は知っているのに、あなたは知らないこと
・評価会議で問題になる「困った人」10のタイプ
・「人事評価」と「自己評価」にギャップがある人は要注意
・評価が高い人は「ゴマすり3割」
・ヒラメは上司には好かれるが、部下には嫌われる
・空気を読みすぎる人は出世しない
・運のいい人は、運が良くなる行動をしている
・「明るく・元気で・素直な人」はやっぱり評価が高い
・「自分のことがわかっていない人」の評価が低くなる仕組み
・スーパーマンになる必要なんてない
・ダメなところもわかっていると武器になる
・「盲点の窓」の見つけ方
・働く人が「自分」について客観的に知る方法
・【ワークスタイル系パーソナリティ】……働き方に関する特徴
・【コミュニケーション系パーソナリティ】……他者との関わりに関する特徴
・【エモーション系パーソナリティ】 ……感情面に関する特徴
・【ストレス耐性系パーソナリティ】 ……ストレスに関する特徴
・診断結果の見方(1)「高いから良い・低いから悪い」ではない
・診断結果の見方(2)個別の結果だけでなく「組み合わせ」が重要
・診断結果の見方(3)注意したほうがいいパーソナリティの「組み合わせ」
・診断結果の見方(4)ストレス耐性を高めるための方法
・診断結果の見方(5)職種や業種によって評価される性格は変わる
・マイナス面は無理に隠さなくてもよい
・状況に合わせてスイッチをON/OFFする
・診断結果を定期的にチェックする
・他者に結果を見てもらう
・上司と部下のコミュニケーションツールとして活用する
・あなたは3年後にどうなりたいですか?
・性格で損をせずに、評価が高い人に共通していること
・評価を高める最大のカギは「影響力」
「人事の学校」「人事プロデューサークラブ」主宰。フォー・ノーツ株式会社代表取締役社長。1965年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。いすゞ自動車労務部門、リクルート人材総合サービス部門を経て、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)にて人事部長、クリーク・アンド・リバー社にて人事・総務部長を歴任。これまで9000人超の採用面接、昇格面接、管理職研修、階層別研修を行なう。パーソナリティとキャリア形成を可視化する適正検査「B-CAVtest」を開発し、2015年には(社)日本パーソナリティ診断士協会を設立。統計学に基づいた科学的なフィードバック体制を確立する。なかでも「年収の多寡は影響力に比例する」といった持論は好評を博し、転職希望者からの相談が殺到。著書に『人事の超プロが明かす 評価基準』(三笠書房)、『働き方が変わる、会社が変わる、人事ポリシー』(方丈社)ほか。