コラム
51
51歳になりました。
もはや、歳を重ねるということが淡々としたものになってくる51歳でもあるけど、それでも多くの皆様からメッセージをいただき、ありがとうございました。
相変わらず、忘れ物は多いし(失くしものは昔より少なくなったかな。あと、致命的な忘れ物は、京都駅でキャリーケースを新幹線の網棚に忘れて新大阪まで取りに行ったことと、新幹線の名古屋駅でスマホを落としたことを除けば、少なくなったかな。)、オフィスや家を出るときにスマホや鍵やiQIS(電子タバコ)を忘れて取りに戻ることも多く、成長してないなあーと思う今日この頃。それからパスワードを忘れて必要なものへのアクセスができなくなったとか(この文章も昨日新幹線の中で書こうと思ったけど、パスワードがわからなくなりアクセスできずにしばらくがんばったけど断念した)、無駄なことがとても多い。
例えば1日30分、探し物とかパスワードとか忘れ物取りに戻るとか、そういうことを気にかけたりとかしているとすると、1日の48分の1はそういうことに費やしていることになり、ということは51年生きているんだから、48で割れば、「丸1年」その手のことをしてしまったことになる、ということに気づき愕然とするわけでもある。
これはもう、治らないんだろうな。せいぜい気をつけながら、プラスを増やしていくように生きていきたいものだ。
さて、前回・前々回と「人事の信条」を書いて、少し硬かったので、少し主題からそれて、この1年で読んだ主な本を紹介させていただいてみようかなと思う。
(本と言えば、「人事の超プロが明かす評価基準 (単行本)」はおかげさまで7刷になりました。それから、「人事担当者が知っておきたい、10の基礎知識。8つの心構え。(人事の赤本)」が9刷になりました。重ねてお礼申し上げます。)
忙しいのにいつ読んでんだ?と聞かれるが、夜寝る前と、朝風呂(僕はたいがい夜は酔っぱらっているので、朝風呂に長めに入る。)で結構本を読める。いまは暑いからそれほど長風呂しないけど。
「人事」に関連していると言えば、
シャープ崩壊 ―名門企業を壊したのは誰か
「理」と「情」の狭間 大塚家具から考えるコーポレートガバナンス
さらばカリスマ セブン&アイ「鈴木」王国の終焉
それぞれ興味深かった。当社が提供しているサービスの「人事」ではなく、「誰がその職位に就くのか」、といった「人事」で、「人事抗争」の「人事」だけど、そういう「人事」は組織に非常に大きな影響を与える、ということを改めて強く実感した。特に「シャープ」は重かったな。
女性の企業内での働き方についてのご相談を承ることが多くなってきた。前に書いたことがあるけど、女性の働き方、生き方は8通りぐらいあると思っている。そういった中での、資生堂の取り組みは、女性のキャリア形成の次の一歩だ。ぜひ人事担当の方は読んでいただきたい。
それから、仕事の仕方や考え方で学ぶべき点が多かったなという本で、
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
これは当社のあるメンバーに読ませようかなあと思って買ったもの。とはいえ、僕にもなかなかできないこと、反省させられることが書いてあった。
ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)
クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法
戦略とかクリエイティブとか、普通のビジネスパーソンも知っておくべきことであり、できれば活用していきたいことでもある。比較的平易に書かれており、読みやすかった。
当社メンバーに読んでもらいたいと思って買ったけど、「僕に必要だ」といつも言われる、戸田久美姉さんの
マンガでやさしくわかるアンガーマネジメント
これ、売れてますね。戸田さんおめでとうございます。
小説では、
光陰の刃
カエルの楽園
「カエル」は怖かった。やっぱり政治への無関心はよくない。選挙に行かないというのは、「何されても文句言わない」って意志表示だよ。わからなくてもある程度知る努力は必要。「誰がなっても同じ」みたいなことを言う人は、僕はとても無責任だと思う。
僕は政治的にはノンポリで、支持政党はない。でも選挙は行く。選挙権は先人が命がけで勝ち取った権利であり、だから義務でもあると思う。
天才
総理
「総理」は小田先生に進められた本。面白かった。安倍さんを支持するも批判するもどちらもそれぞれ理があると思うけど、そのためには「知る」必要があると思う。読み物としてもとても興味深かった。
そして番外
ハービー・ペニックのゴルフレッスン
89ビジョン とにかく80台で回るゴルフ
はい、まだ80台で回れませんけど、アマチュアゴルファーには面白い。
以上、これ以外にも買ったけど読んでないものや、ちょっと読んだけど、つまらなかったものも多数。
前回は写真を多用したけど、今回はリンクの多様。
みなさんも、やっぱり本はいろいろ読んでいただきたいと思う。
あ、あと「@人事」さんより取材をいただき記事を書いていただいた。記事を書いていただいた松尾さんありがとうございました。
では、暑い夏、みんなで乗り切りましょう。