コラム
働く”筋肉”
創業以来風邪をひいたことがない(去年の正月を除く)と豪語していたが、「創業以来、風邪で仕事を休んだことはない」ということにトーンダウンしよう。
先週から喉が痛く、「そんなはずはない」と思いつつ、やっぱり喉は痛いし、ちょっとだるいし、そんななか、土曜日に日帰り大阪往復、翌日は高崎と、ちょっと無理にスケジュールを詰め込みすぎた。おまけに休みの日に10キロ、8キロとジョギングなんかするんだから、風邪がよくなる暇もない。自分が悪い。でも元気に働けるから、「休んだことはない」ということは間違いない。
表題は、働く「筋肉」としているが、別段ほんとうの筋肉のことを言っているのではない。まあ、筋肉は鍛えないとなくなってしまうので、関連はするが、仕事をしていく、続けていくというのは、やっぱりエネルギーを使うことでもあり、働く力というものを普段から鍛えておかないと、急に忙しくなったりしたときに対応できなくなる。そう、さぼってはいけないのだ。長い休暇の後のしんどさも同様かもしれない。
たくさん働けばいいというものでもないのだろうが、それでもやっぱり相当量の仕事をこなしていかないと、そういう働く力はついていかない。
「若いころの苦労は買ってでもしろ」とも言うが、できるだけ若いうちに、多くの仕事をこなし、修羅場もくぐり、そういった中で仕事をやり遂げていく力をつけていかなければならない。自分を信じる自信にもなる。それは仕事をしていくうえで大きな力になる。それは本当の筋肉とも同じで、筋肉が鍛えられていないと、ちょっと運動したら筋肉痛になるし、筋肉痛になれば動きにくくなるし、代謝も悪くなるし、持久力もなにもどんどん減っていく。
いろいろな人を見ていると、それと同じで「働く力 働く筋肉」が鍛えられている人とそうではない人との差は、その成し遂げるもの、そして得られるものにとても大きな差が出てくるということだ。楽に仕事をいなしていると、それは力にならない。
そういう面での若いときの僕は20代をきちんと働かなかなかったと思う。だからその筋肉をつけるのにものすごく苦労した。いまはなんとか仕事をしていくことが自然なことと思えるようにもなれたのは、やっぱりよかったとは思う。つらかったけど。そしてまだまだだとは思うけど。
でもやっぱり休まなすぎよくないね。仕事以外も含めてやりたいことがたくさんありすぎて・・・。
●●は風邪をひかない、というが、僕は●●ではなかったといえるのか?