コラム
人事課長鬼塚
ここの更新は久しぶり。
サーバーの具合が悪いので、ホームページもメールもサーバー変更したため、なかなかここにたどり着くことができなかった。
もしメールが届かない等がありましたら、ぜひご一報ください。(ん?どうやって?・・・お電話などで)
ここのところマイブームなのが、「人事課長鬼塚」というコミックスで、教えていただいて、全20巻大人買いした。
(もう売ってないので中古品を)
13巻まで読み終わったところだけど、面白い。
まあ、20年近く前のものでもあり、今とは若干時代の状況は違うし、
「そんな簡単に人は自分のことには気づかないし、そうそう行いを改めたりはしないよ」というところや、
「だから人事的な問題が、毎話毎話すっきり解決しているけど、現実はそんなんじゃないよなあ」とか、
「いまどきの人事部門はこれほど人事権(社員を異動させる力)は持ってないんじゃないの?」
「なんで社員が愚痴や悩みを語っているときに、鬼塚は、必ず地下鉄の駅や飲み屋で後ろにいて聞いているの?」
など、人事経験者からすると、「ツッコミどころ満載」ではあるのだけど、
そもそもの人事担当者のあり方ってこうあるべきで、社員のことを過去・現在・未来というところでよく知っていて、適切な示唆をしていき、
そして経営陣の意向を汲むこともあれば、対立も辞さない強さというものも持つべきだよね、というところについては、
「鬼塚 やるなあ」と思ってしまうところも多い。
人事担当者って世間一般的に見ればどっちかっていうと汚れ役だったり、あんまり好かれなかったり、今一つ何やってんだかわからない、という存在なのかもしれない。「人事屋」と呼ばれてしまったり(僕は「人事屋」というものの定義次第だと思うけど)、特に90年代後半からの「人事部不要論」というものの影響も多大であって、あまり日のあたるものではないのかもしれない。
でも鬼塚の存在は、僕らに「そのあり方」を伝えてくれるところもあるわけなので、もしご関心があれば読んでみていただくのもいいかと思う。
当社には全巻揃っておりますので、どうぞ読みに来てください。