コラム
うつ状態とうつ病
人事の赤本と青本がまたしても増刷になったそうだ。みなさまありがとうございます。
とても嬉しい・・・・・。ほんとに多くの人事担当者の方が持っててくださっている。
さて、昨日は人事の学校基本コース「検定試験」・・・・。受検いただいた方、お忙しい中ありがとうございました。
初めてのことでもあり、これからもいろいろと改良を加えていかなければならないと思うし、
ほんとは既にできているステップアップコースの検定試験もどこかで実施したいとは思うけど、
この検定試験は、「どのへんが理解できていて、どのへんが弱いのか」とご確認いただくものなので、地道に続けたいと思う。
また、試験問題を完成させるまでに実はなんやかんやと9ヶ月ぐらいかかっていて、その間にT君やS君やSさんにも多大な協力をいただいた。こちらについてもありがとうございます。
で、タイトルなんだけど、昨夜は検定試験のあと、受験いただいた方も加わり、僕と誕生日が全く同じなIさんにご紹介をいただいた精神科医の先生と焼肉を食べた。
精神科医さんと親しくお話をさせていただく、という機会もなかなかないもので、僕だけでなく、ご一緒いただいた会員のみなさんにも意義のある時間ではないかと思う。
メンタルヘルスとは言うけれど、ほんとの専門家に聞くと、いろいろなことがわかるものだ。
精神科と心療内科の違い、心療内科の専門的学科が日本の大学には極めて少ないということ、そして「うつ状態」と「うつ病」は実は別物であるということ。前者は「環境を変える」「ストレス要因を除く」などの対処方法で、後者は病気として「薬」における治療が主になる、というようなことをいろいろ伺った。患者さん、ご家族、企業人事などとの接点でご苦労も多いようだ。わかっているようでわかっていないようで、やっぱりよくわかっていない、ということがとても多い分野だ。いろいろな人がいろいろなことを言っているという分野でもある。後半、先生も僕らも呂律が回らなくなっていたようで、明確に覚えていないことも多い気がするけど、精神科医として、昨今のうつに対する世の中の動き、誤解や諸説について、憤りを感じられることも多いそうだ。
また改めていろいろお話をうかがったり、人事プロデューサークラブを通じて情報をご提供いただいたり、僕たちと一緒に何かに取り組んでいったりという活動をさせていただきたいと思う。
有意義な時間でした。ありがとうございました。