コラム
人事と台風
台風15号は、東京ではとても大変なことになっていたようで・・・。
僕は大阪で研修をさせていただいており、当日大阪はそれほどでもなかったのだけど、新幹線が止まり、帰れなくなった。
泊まって翌日の新幹線が動くのを待つか、バスで帰るか(飛行機という選択肢はかなり難しかった)ということで、決断は「深夜バス」にした。
お客様がコクーン型というすばらしい車両を予約してくださった。ありがとうございました。
おかげさまで快適でした。
ただ・・・・、5時間も遅れなければ・・・。
東名の通行止めや事故や渋滞で、朝6:50に着くはずが、東京駅に12:00に到着・・・。きつかったー。
深夜バスというやつは、むかーしスキーに行くときに何度か使って以来だけど、これほど遅れるとは思わなかった。席はすばらしいけどトイレがついていないのがつらい。
14時間、コクーンというカプセルの中で過ごすことになった。
ただ、個室的に使え、モニターもあって映画も見れ、プライバシーもかなり保てるので、定刻に着けば快適なんだろうね。
さて、前置きが長かったけど、人事部長時代、僕は「台風フリーク」とも言われ、台風が接近するとその動きを仕事中に逐一確認していた。
そう、社員を帰宅させるか否かの判断は人事が行うケースも多いのではないか。
今回、帰宅難民が多く出てしまったようだが、交通の状況をいかに予測し、的確に帰宅許可・帰宅命令を出すのは、これまた人事の重要な仕事のひとつではないだろうか。
難しいけどね。今回は台風の動きが早く、急に天候が荒れたらしいし、交通機関のストップもいきなりだったみたいだし、台風が通過した後は復旧もある程度早かったらしいから、判断は難しかったかもしれない。
それでも経営に「やばいんで帰らせます」ということを的確に進言して実行すること、こういうのも人事の大事なお仕事だと思う。