Column
コラム
安定という幻想(2)
2011.4.26
安定なんてないんだシリーズ(2)
ジャズピアノの先生(Yasu Sugiyama)に前に言われたこと。
映画見て、「主人公が最初から最後までずっと歯磨きしていたらどうでしょう・・・」
まあいわゆるそれが安定性。
やっぱり、「そんな時に、ドアがノックされて、誰かがやってきて・・・」という変化がなければ面白くもなんともないでしょう。
そういうわけで、音楽は、安定と不安定の繰り返しである、、、と。
ということは、全体を見ると、「不安定」ってことですね。
安定を求めるってことは、「ずっと人の歯磨きの姿を見せられる」ってことみたいなもんだ。(ちょっと違う?)
だから、ないんです。安定性なんて。
あるとすれば、安定している期間がある、ということぐらいだと思います。歯を磨いている期間。それが1年か、3年か・・・。
会社的に言えば、まあせいぜい5年だろうか。
その間に仕事も変わって上司も変わって、勤務地も変わって、景気も変わって、トレンドも変わって・・・。
やっぱり変化は激しいと思う。
正規雇用=安定性、ではない。正規雇用でも、大きな変化は求められるんだから。
なので、やっぱり「自分が変化すること」がとても大事だということ。
「変化している自分」を常にしっかり持っていることが、じつはそれが安定性なのではないか、と思いますね。
ずっと歯を磨いてちゃだめでしょ。