Column
コラム
期待値と評価
2010.6.15
日本勝ちましたねえ。日本にとってはh久しぶりに明るい話題ですね。
琴光喜の告白も、まさに絶好のタイミングだったわけで、メディアの取り扱いの小さいこと・・・。
ワールドカップに関しては、僕自身期待値が低かった分、結果についてはある種の意外感を持ちながらもポジティブに嬉しい。
負けるだろうなあ、と思っていながら、勝つというのは、その逆よりも精神的にいい。
そう、期待値が高いと評価は低くなり、期待値が低いと評価は甘くなる。
360°評価が実はあてにならない要因はここにある。評価は期待値によって変わるのである。
もし同じレベルだとしても、期待値が高い人の評価は低くなってしまう。被評価者の周囲からの期待が高ければ評価は厳しいし、「あの人はあんなもんでいいんじゃないの?」という被評価者の評価は高くなったりする。
そもそも評価者の評価基準を合わせるために、評価者研修など、企業は膨大なパワーをかけているのが現状だ。管理職だけでも大変なんだ。もし360°評価を公正に行おうとすれば、ほぼ全社員に評価者研修だ。
360°評価運用企業でそれを行っているところはほとんどないだろう。
というわけで、決して360°評価が公正なものではないということを肝に銘じなければならない。
うん、民主党の支持率がV字回復したのも、もはや期待値が低いからなのか?
オランダ戦を含め、今後期待値が高まっていく日本代表。めげずにがんばってほしいものだ。