Column
コラム
採用基準
2010.5.27
究極的には企業の求める人材像って、「明るく、元気で、素直」に行き着くとは思っているけど、それでも企業ごとに求める人材像は違う。
で、これがやっかい。
よく考えて欲しい。
協調性という言葉は好きではないが、協調性が高いということは、基本的には信念へのこだわりが低いとも言える。まわりに合わせることができるというのは、頑固さに欠けるということだろう。
変革の時代というから、変えていける、これまでの価値観を打破してリスクをとって進む人がいいとも言えるが、そういう人って、自らの場所を変える、つまりは転職する可能性が高いとも言える。
求める人材像を定義する際には、その裏にあるものを想定しておかなければならない。そして既存の社員とは違う採用基準を作っても、選考過程で、既存社員が面接するわけだから、そこで不合格とされてしまうかもしれない。
とても難しい。ベンチャーで生き抜ける人材を採用しようと思えば、転職や独立をしていく可能性が高い。安定を求めている人に、変化の激しいベンチャーは難しいだろう。
そういう人をつなぎとめる制度を用意しておかないと、採用は難しいですね。