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Column

Focus & Economy

2010.5.26

ジャズピアノの師匠から教わっているとても多くのことのひとつが、Focus & Economy。

E♭7というコードを弾くときに、余計なものは弾かず、けれどしっかり響く音を出すために必要な考え方・・・だと思う。
ジャズの世界のそれはまだまだ理解と実践に至っていないが、必要なことを見極めながら、無駄なことをしない、というのはどの世界にも通用することだろう。

それにしてもいろいろなことを教わっている。

コードは結果であって、大切なのは、2音間の関係。2人の間の関係が人間関係の基礎であって、5人や10人のチームも(5つの音や10の音も)、その構成は2人の関係性が基本だということ。

わかりやすい。(でもまだよくわかっていない、きっと)

Cというコードはド・ミ・ソだけど、子供のころは、それでも満足するが、大人になるにつれ、単純なド・ミ・ソでは満足できなくなり、また、人間関係も、感性も複雑になってくる。だから、7th(シ)や9th(レ)や11th(ファ)や13th(ラ)をいれて複雑な感情を表していく。そう、大人って複雑なのさ。その7・9・11・13に♭や♯がついて訳わかんなくなっていくわけだけど、その響きには深いものがあって、「あーいいじゃん」と思える。

そうは言っても、ド・ミ・ソや音程(2音の関係)がすべての基本。どの音程をどのように選ぶかが大事で、その結果がコードというのが、「理念」であり、それを共有しましょう、というお言葉は、深いし、さすがプロだなあと思う。

僕も人事では一応プロをやっているので、そういう理念や、考え方を理論として確立して広めていきたいと思う。

基礎講座はその取り組みのひとつだけど、もっと、「こうだからこう!」って言えるようになっていきたいものだ。

ジャズピアノ、深くて面白いですよ。興味のある方は、習ってみませんか? 初心者でもいいみたいですよ。練習する時間がなかなかとれなくて泣けてくるけど。  あ、人事もね。

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