人事制度設計のお手伝いをしている中で、それまでの制度運用の分析の視点を提供させていただくことがある。

年齢と年収の関係、等級と年収の関係、評価と昇降給の関係などをグラフなどに表してみると、何が問題なのかが見えてくる。
評価が高いのに年収が上がっていなかったり、逆に低いのに上がったり・・・これは評価制度と給与制度の関連とそれぞれの運用の問題。
給与が下方硬直性を持っていることが明らかになったり・・・・これは、年功色が強いか、または評価を厳しくできない管理職の問題が考えられる。
上位等級と下位等級の給与（特に固定給部分）が逆転していたり・・・・等級制度の意味や要件が整備されていない、昇降格運用の根拠が脆弱であることなど。

新制度を考えるときに、ぜひ現状分析をできれば数値的していただきたいと思う。