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Column

外資系

2009.5.23

先日、外資系企業の人事の責任者の方とお会いしました。
僕はずっと内資のベンチャーにいましたし、人事担当者の転職経路も、外資とベンチャーとの行き来があまりないので、改めて新鮮な考え方をいただきました。

いろいろ伺いましたし、とても参考なりました。特に印象に残ったのは、

「昇給か退職か」の選択しかない。

ということでした。すべてがそうではないとは思いますが、基本的な考え方は、パフォーマンスをあげて、ポジションとポストを上げるか、会社を去るかしかなくて、その他の考え方がない、というのは、わかっていたように思いますが、再確認させていただきました。

現状維持とか、降給という概念があまりない、ということです。

人事制度策定のお手伝いをしていますが、「自然に昇給しない仕組み」を組み込むことが多くあります。つまりは、適正に「現状維持するか」「給与を下げることもできる」仕組みを作るわけで、従来型の日本企業では、これさえしっかりできていない場合が多くあります。

そこをスパッと考えるのが外資なんでしょうね。

それがいいとは思いません。決して。でもそういう考え方もあるということを理解しておくことは人事担当にとって、必要であると思います。

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