評価制度も人事の悩みも、
普遍的な体系で
一気に解決する人事のプロフェッショナル

Column

人事って

2009.3.22

人事プロデューサークラブを立ち上げようと思ったのは、そちらの項でも述べていますが、人事が変われば会社が変わり、社会が変わる(かもしれない)と思っているからです。

でも、人事ってなんなんでしょうね。人事部門の仕事を長くやってきて、今もその関係の仕事をしていて、人事って何?て聞かれると、とっさに答えられませんね。

人事は、経営と社員に対しての、会社が向かっていく方向と、社員それぞれのキャリアプラン・ライフプランの方向性をできるだけ一致させていく企画・サービス部門とでも言いましょうか。いろいろな言い方があると思いますけど。

会社が向かっていく方向と社員のそれがあまりにかけ離れていると、双方に不幸です。雇用を守る、といいながら、方向が違う両者を同じ会社という器の中で共存させるのは困難ですし、意味がないかもしれません。そこをすり合わせたり、違うのだったら違う道を示すのも人事の役割の一つだと思います。

で、そんな人事部門を長くやってきたわけですが、この、会社と社員の方向性を合わせていく人事の仕事には、理念浸透、人事制度設計・運用、人事管理(規程・規則づくりと改定)、定員計画・要員計画・人員計画と採用計画の立案、採用、異動配置、キャリアコースの設定、任命、人材育成・・・という分野があります。

そしてそれぞれに人事戦略立案、人事企画、運用、オペレーションという機能があります。

とても大事なことは、これらの分野と機能はそれぞれ関連しあっているということです。
制度と人事管理はもちろん関連するし、評価と人材育成は表裏一体、理念と採用・任命はとても密接・・などです。

一個一個切り離して施策を打つと、あとで不具合が生じます。「やりなおしー」ということも多くあります。でも、やり直しを何度もしてしまうと、経営や社員にとても大きな迷惑をかけます。人事制度をすぐに変えてしまったりしたら、無駄な労力をかけ、社員のキャリアプランが狂ったりしてしまいます。

人事には、分野と機能全体を見据えながら施策を打っていく、視点と視野が必要なのです。

ところが、その視点と視野はなかなか持つことができません。経験が必要です。それと「師匠」です。

僕にはとてもありがたいことに、前々職においての師匠がいました。彼から方法論に陥るな、全体像と関連性を持てと、ずいぶん言われました。極めて優秀な人事パーソンでした。部下でいるときは、その視点・視野をもたらす経験値が足りない自分が見えてしまって、それはそれはつらい時期でした。でも、師匠の存在は大切です。

みなさんには師匠はいらっしゃいますか?

成長企業・ベンチャー企業には人事の経験者としての師匠がいるケースは少ないかもしれません。この視点・視野をもたらす経験は、本を読んでもなかなか得られません。

僕が師匠になれるほどの器ではないかもしれませんが、僕が師匠から学んで自ら経験してきたことを、今、人事を担当されている方々にお伝えすることは、意義があるのではないか、と思い、人事プロデューサークラブの人事の学校を開設しようと思いました。

そして、各企業の人事が、できるだけ回り道せずに、本質的に必要なものをしっかりつくって、経営や社員のために機能したら、会社はよくなるし、会社がよくなるということは売上が上がり、それだけ社会に貢献するわけで、社会もよくなる、のではないかと思っているわけです。

このブログでも少しずつそんなことを述べたいと思います。

長くなったので、本日はこれで終わりにします。

お問い合わせ・資料請求はこちら

ご相談から質問まで、
まずはお気軽にお問い合わせください。