コラム
体系化
この1か月、なんだかとても忙しく、ないアタマをフル回転していました。
いろいろあるのですが、特にこの1か月に集中したのが、
クライアントの「昇格アセスメント」の面接官と小論文の採点です。
とても意義深い仕事なのですが、脳をフル回転させて行うのでとても疲れます。
疲れているので脳がオーバーヒート気味になり、なかなか夜眠れないのです。
シャクティマットとストレッチポールとBAKUNEをフル動員しても
それだけではなかなか寝付きません。
昇格アセスメントで何を面接判定しているかというと、
「コンピテンシーの発揮予見」というもので、
成果を出すための行動が、ご本人の中で「体系化」されており、
部署や職種などの状況や環境が変わっても、
その体系により、一定の安定的な成果を出すことができるかどうか、
というものを、これも「体系化された質問肢」によって確認していく、
という作業によって予見する、ということになります。
こう書くと難しいですかね。
要するに、本人の中に、「こういう時はこうする」という法則が
ある程度できているか、ということです。
物事を段取り良く進めて安定的に成果を出すためには、
「目標設定」「計画立案」「進捗管理」というコンピテンシーの発揮が必須ですが、
それぞれに「汎用的な体系」があります。
もうこれらは「マネジメント」としてドラッカーさんをはじめとして、
古くから語られ示されているものなので、
「知っていれば使える」はずのものです。
この体系があれば、環境が変わっても部下が変わっても
信頼感のある成果を出し続けられると予見できる、
だから昇格していただいてよい、ということになります。
身近なところで言えば、
時間を守れる人は、この体系がしっかりできている、ということです。
対義語になるのが
「ケースバイケース」というやつです。
一見「ケースバイケース」は良さそうなイメージもあるのですが、
これは見方によっては、「無鉄砲」ということの同義語でもあります。
「相手次第ですねー」「状況次第ですねー」というのは、
確かにそうかもしれないんですけど、
傾聴力やプレゼンテーションというものも体系がありますし、
状況の分析にも体系はあるのです。
そのための有用なツールも各方面で紹介されています。
ある程度体系化してうえで、個別の状況に対応していく、というのがいいように思います。
これらは、仕事をしていく上での武器になるものです。
「武器を持って戦えているか」ということを問うているのです。
「コンピテンシーモデル」というものは、時代によって影響を受けにくい、
業種や職種によっても大きく違わない、
汎用的で普遍的な「体系」とも言えます。陳腐化しにくいものです。
もっと「コンピテンシー」の認知が上がればいいのにな、
リスキリングするならコンピテンシーだよ、と、
「コンピテンシー屋」としては強く願う訳です。
さあ、お盆です。
1か月、ぐるんぐるんアタマを使っていたので、
いったん、別のところで(ゴルフですが)、アタマと体を使わせていただきます。
そろそろNOTEでも、コンピコンピコンピと連呼することをやって行こうと思いますが、
またそれはお盆明けに。
よい夏休みをお過ごしください。
西尾 太
