コラム
AIで変わること、変わらないこと
AIという言葉を聞かない日(というか時間)はほぼなくなってしまいました。
今日の午前中の会議でも、AIについての議題というか話題で持ちきりです。
よくわからない言葉も飛び交っていますが、
わかる人がいれば、それはそれでいいようにも思います。
(とはいえ、当社では、AIの活用については結構真剣に取り組んでいるつもりです)
が、そうも言っていられないので、
チャッピーだのジェミニだの(僕にとってのジェミニとは、「いすゞジェミニ」なんだけどなあ)、
クロードだのいろんなAIさんがいて、どれを使うのとか、教えてもらいながらやってますが、
まあ超初心者の僕としては、「おーこいつ、使えんじゃん」とか「使えねーじゃん」とか思いながら、
必要な時にAIさんとおつきあいをしている、といった感じです。
で、AIは、「狩猟民族が農耕民族に変わっていくのに匹敵する」「産業革命に匹敵する」とか
言われているわけで、「そういうこともあるんだろうなあ」と肯定も否定もせず、
変化を眺めている、といったところです。
何が変わるのでしょう。
思えば、僕の年代は、社会に出てから、
・パソコンの登場(手作業の削減)
・インターネットの登場(情報へのアクセスの向上)
・携帯電話の登場(コミュニケーションの即時化)
・スマートフォンの登場(コンテンツのデジタル化、通信の劇的な活用)
・SNSの登場(コミュニケーションの変化)
・リモートワーク(働く場所の変化)
などの変化を経験してきました。
生成AIが、これらの変化よりも大きなものをもたらすかもしれないな、
という予感はありますが、
それでも、まあ「変わったもの」と「変わらなかったもの」があると思っています。
変化に追いつき、なんなら先取りしていくというのも大切なことでしょうが、
変化しないものを見極めていく、ということも大切ではないかと思います。
例えば、企業が求める人材像というものは、
「コア人材」という人材については変わってないように思います。
いわゆる、変革と創造を行う人材です。
その人材像は、パソコンがなくても、AIがあっても、まあ変わりません。
そういう人は変化をうまく活用するし、自らも変化させます。
当社が推奨している「コンピテンシーモデル」についても、
(拙書「評価基準」や「人事制度の基本」をご参照ください)
45個のモデルをよくよく検証してみても、
仕事で求められるものとしては、やっぱり「変わんねーなー」と思っています。
求められる「知識」や「スキル」は日々変化します。
しかし、求められる「行動」はどう変化しないと今は思っています。
新しい技術やツールに大騒ぎする世相というのは、
もう50年ぐらい見てきているわけで、
僕らは「変わらないもの」を見極めていなければいけないな、と思っています。
「人事」の根本も変わらないと思います。
「企業と個々人のベクトルを同じにしていく」というのが、
人事の目的だとすれば、変わりません。
ということで、「見極める」ということをよくよくやっていこうと思います。
いすゞジェミニ、知らない人も多いんだろうなあ。
西尾 太
