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Column

「人事の病気」はすべて「考え方」から

2024.3.19

3月13日に実施した「人事で一番大切なこと 出版記念ワークショップ」にお越しいただいた皆様、お忙しい中ありがとうございました。
おかげさまで、ご好評(?)のうちに終了することができました。

内容は、「人事はやり方よりも考え方」が大切だ、という「人事で一番大切なこと」で書いたことを中心に、皆さまの考え方を抽出し、周囲の方々と共有いただくというものでしたが、なかなか皆さんよくお話になられ、盛り上がったなあと感じます。もっとお話ししていただきたかったと思いますが、時間もありましたもので、ご容赦ください。
懇親会にも多くの方に残ってきただき、感謝申し上げます。楽しかったですね。

「人事の病気」はいろいろありますが(セミナー冒頭に、「自社の人事は健康だと思う人!?」と伺いましたが、どなたの手もあがらなかったので、やっぱり何かしら病気を抱えているわけですね)、その根本原因は細菌でもウイルスでもなく、経営者、人事、社員それぞれの「考え方」にあります。その考え方がしっかりしていて、共有化されていて、そのもとで各種の施策の展開がなされれば、ほぼうまくいくはずです。

ところが、経営者と人事、あるいは人事部門内、そして社員の考え方に違いがあると、いろいろな病気の原因になります。「部長はそういう考え方らしいけど、僕は違うんだよね」の一言で、信頼を失ってしまいます。「あの人はの対応と、自分への対応が違う」ということにしっかりとした考え方の背景がなければ、誰も納得しません。

とはいえ「考え方」ですから、「正しい、正しくない」ということはありません。いろいろな考え方があってもよいでしょう。ただし、時代や企業ステージ、経営者の想いなどと「合う、合わない」はあります。これが難しいところです。

「多様性」とは言いますが、多様でよいところとそうでないところがあるわけです。会社の中にいろいろな価値観の人がいてももちろんよいけど、「人事」という領域においては、しっかりとした「考え方」が貫かれなければなりません。

例えば「基本給って何に対して払っているの?」「賞与って何に対して払っているの?」「なんで年俸制なの」などなど、給与制度についても、「なぜそうなのか」と答えられる人は多くありません。
そこをちゃんと共有せずに、それぞれがそれぞれの思惑で施策を展開していたら、それはうまくいくはずがないんです。「なぜ働くのか」といった就業観も同様です。

そういった意味で、セミナーでは申し上げましたが、「人事は哲学だ」と最近思うようになってきました。

「人事で一番大切なこと」は、その考え方をしっかりしていただくために書いたものでした。
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今年は花粉がきついです。去年までそれほどじゃなかったのに、今年は急に「一人前の花粉症」になっております。
バケツがいっぱいになってしまったんですかね。

もうすぐ桜のシーズンですが、花粉はおさまってよね、と切に思います。

明日から関西に行きます。東海道新幹線でタバコが吸えなくなったこと、ひどい措置だと憤っておりますが、
もうすぐ来る春をみなさん満喫してください。

西尾 太

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