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Column

「やり方」よりも「考え方」

2020.10.21

緊急事態宣言の頃に、「あれもやろう」「これにも取り組もう」といろいろ考えていたことが形になりつつあり、具体的に作業量が増えてきたところに、
コロナ前の状況に戻ってきたものもあり、気がついたら、
「あらら、やたらと忙しい」という状況になってしまっています。

ここではお久しぶりです。元気にしております。

先日、人事の学校基礎講座の24期が終了しました。
昨年の11月に開講したものなので、コロナ前とコロナ後にまたがって、
12回の講座をやってきたわけですが、
開講時には想像もできない状況で終了を迎えました。

開講時は普通に皆さんに集まってもらってやってましたが、

いまは、こんな感じで、リアルとZOOMを併用したりしています。
(真ん中にタバコがあるのはご愛敬で、吸いながらやってるわけでは決してありません)
ZOOMでつないで、会場ではパワポを投影して、ホワイトボードがわりに、
ペンタブ使って・・・・。
トラブルもちょこちょこあり、たいへんです。
なんとか、毎回やり切れていますが、でも、ZOOMだけだとやっぱり寂しいし、「話しっぱなし感」が出てしまうし、空気感がわからないので、問いかけも遠慮しがちだし・・・。
でも、DX!DX! 慣れていかなきゃいけないんでしょうねえ。

いま、本を2冊作っていて、テレワークでも活用できるコンピテンシーに関するコミュニケーションの資料も作って、また「簡易型ジョブディスクリプション」に関する資料も作っています。

新たなことに取り組むことは大切ですが、でも、人事の皆さんに言いたいのは、「じたばたしないでしっかり考え方を整理しよう」ということです。

人事施策の失敗は、たいがい「考え方をしっかりしないうちに、やり方に走ってしまった」ために起こります。

「ジョブ型」というのは、本来「考え方」の大転換を意味します。
そこを中途半端にして、「ジョブ型」という表面上のやり方に走ってしまうと、
まあ失敗するでしょうね。

詳細なジョブディスクリプションを作ることから始めたら、それができたころには、期も変わって組織も変わって、「ありゃ、使えないじゃん」ということになりかねません。
実際バブル後もそういったことがいっぱいありました。
成果主義もしかりです。

人事が取り組まなければならないテーマはすごくたくさんあります。

だからこそ、この「NEW NORMAL」と言われる昨今において、
自社は「どのような考え方で取り組むのか」をしっかりしなければなりません。

じたばたせずに、じっくりと「これからの自社の人事のあり方」を考えていていただきたいです。人事施策の失敗は、会社に大きなダメージをもたらしますよ。

「何もしない」はダメですが、「考えないで走る」のはもっとダメです。

ということで、明日は人事プロデューサークラブ特別セミナーです。

お伝えすることは、またここでもお話しします。

これは先週強行軍で行ってきた軽井沢で撮ったものです。
浅間山初冠雪だったんですってね。
あっという間に今年が終わりそうですねえ。
日が短いのは、嫌だなあ。

西尾 太

 

 

 

 

 

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