コラム
1965-2020
夏至はとっくに通り過ぎたのに、梅雨はあけませんね。
暑い夏はそれはそれでしんどいですけど、梅雨が長いのもどうかと思います。
いずれにしても、マスクをし続けるのはつらい時期です。
ほんとうだったら、オリンピックでもう大騒ぎな時期だったはずなのに、ね。
さて、55年前の今日、僕は生まれました。
先日プレゼントしたスマホ(らくらくホン)に挑んでいる母に感謝します。
スマホのタップができず、まるで拇印を押すようにグイっとしてしまっており、
メールもラインもまだまだですが、
その母に迷惑もおかけし、かつ親孝行もまるでできていませんが、
生んでいただきありがとうございました。
大人になりきれないまま、今日を迎えてしまった気がします。
成長しねーなー、と自分でも思ってしまいます。
でも、歳を重ねるにつれ、ちょっと見えてきているものもあるように思います。
「収入は影響力による」とか、
「仕事ができる人が持っているものって、タスクマネジネント力とヒューマンマネジメント力とリーダーシップだよね」とか・・・。
こういうのって、「概念化能力:コンセプチュアルスキル」というそうだけど、
「これってこういうことだよね」ってことが「降りてくる」のは、
歳を重ねることにより磨かれる能力だそうです。
これからは、そういうものを伝えていかなければいけない年代なんだよね、と改めて思います。
バブルとバブル崩壊を経験した(いい想いはひとつもなかったけど)年代でかつ
まだ現役である僕たちは、いま、声を大にして言わなければならないこともあるのではないかと。
Jinji Newsでもお話ししましたけど、
「やり方」をどうこう議論する前に、
「考え方」をしっかりしなければいけない、と思います。
特に「人事」という領域ではそれが大切です。
バブル後に、「考え方」をしっかりと議論しないまま、
欧米型の「やり方」の導入を試みて、失敗しましたよね。
その結果、「考え方」は歪み、「やり方」は崩壊しました。
そして、多くの会社で、会社に対する社員の信頼が失われました。
厳しい状況になっていますが、
それを同じことを繰り返さないために、
たいして力はないけど、伝え続けなければいけないことがあると思います。
メンバーから、「電気を使うろうそく」をいただきました。
ありがとう。
こういうもんがあるんだね。
「お酒のチカラを借りず、これで眠りにつけ」ということだそうです。うーん、できるかなあ。
まだしばらく生きそうですが、これからもよろしくお願いいたします。
西尾 太