コラム
ちょっと離れて見てみよう
あれから「緊急事態宣言」をし、糖質は少し控え(ビールもできる限り控え)、スポーツクラブに行って走り、さらに紹介いただいた「加圧」にも行き、ゴルフではカートに乗らず、などをした結果、3Kg太った後、1.5Kg戻しました。
もう少しだけど、ちょっとすっきりした感じです。
さて、先週土曜日は、恒例の「人事プロデューサークラブ 春のゴルフコンペ」。
これまで最高の約50人の方々に参加いただき、盛大に開催することができました。
写真では雲がどんよりですが、結局雨もほとんど降らず(天気予報は危なかった。降るとみんなで僕のせいにするからなあ)、快適な気候になり、楽しい会にしていただきました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
秋は11月17日です。初心者歓迎です。
さて、昨日は「人事の学校」。「専門講座」と「基礎講座⑧」
専門講座は、「内定承諾後辞退を防ぐには」というテーマで、
スローガン株式会社のポテンシャルアクセラレーション事業本部(かっこいい部署名ですね)中島織文氏に講義いただきました。
学生の内定承諾後の辞退って、採用担当としてはほんとうにがっくりします。
印象に残ったのは、「その学生(とは限らないですね、中途採用も)が自社に入社する理由を5つ以上挙げられるか」を採用側が引き出して、学生と共有するということ。
たしかにそういうしっかりしたコミュニケーションは大切です。
付け加えるなら、「入社しない理由が5つ以上あるか」っていうのも整理するといいと思います。
(あ、結婚なども同様だと思いますね。「結婚しない理由はあるか」というのを結婚しようと思ったら問うてみてください。「しない理由」が深刻でなければ、あるいはなければ、そのまま進めばいいと思いますよ。)
そのあとが、基礎講座⑧。
実は給与制度って、「投資」「精算」をしっかり認識することとか、「積上・積下」方式の基本給と、「洗い替え」方式の賞与の組み合わせが一般論として合理的であるなどの、一定のセオリーがあり、それを知っておくと、給与制度を構築したり運用したりする時にとても役立ちますよ、ということなどをお伝えしています。年功序列はこれからは難しいけど、長い間日本企業で使われてきた手法も、ある意味、真理が込められている部分もあるので、そういうことも知っておいた方がいいと思います。そんなことを伝えています。
で、今日のテーマ。
これ最近ちょっと仕事で思ったんだけど。
給与計算していますという方、また採用担当していますという方。
その仕事をしっかりと回す、しっかりと結果を出す、ということは大切なことです。
でもそれだけだともったいないですよ。
もし「人事担当者」として幅を広げたり、ステップアップしたいと思われているのなら、
「その給与はどのように決定されているのか」「どのように変化するのか」「基本給や賞与の意味合いは何なのか」「そして、自身が計算している給与の総額はいくらで、過去からどのように変化しているのか」、といったことを自分なりに調べて理解しておいていただきたいと思います。
採用も同様です。「なぜ採用するのか」「どういう人を採用するのか」「なぜその採用基準なのか」「他社のどう違うのか」「そもそもなぜその採用目標人数なのか」「何年勤続するのか」などです。
今担当している仕事を、ちょっと離れて見ていただきたいと思います。
これ、人事領域に限ることではありません。あらゆる仕事にそういった視点で臨んでいただければ、仕事の意味が変わってきます。そして自分が学ぶべきこと、すべきことも幅を広げて見えてきます。
ぜひ試してみてください。
西尾 太