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Column

「A」という基準

2022.5.19

「イーグル取りましたー」だけだったら、西尾は仕事してんのか、と思われてしまうのも癪なので、
すきま時間にちょっと書きます。

先日クライアントと話していて、改めて気づいたんですけど、人事評価における「A」という評価はきっちりやった方がいい、という話です。

人事評価の標準値というか中心値には「A」という評語を使いましょう、というのは、本でもここでもお伝えしていますし(多くの評価が標準値になるので、それが「C」とか「B」だったら気分が悪いでしょ)、
「A」は「ありがとうのA」で、「S」は「すげーのS」という意味合いも持たせましょうとも言っていますが、

この「A」については、そうはいっても厳正に評価した上でつけていただきたい評語です。

成果の評価で、目標の未達成は「B」でしょう。達成率99%でも「B」です。

この「A」を、「ほぼ達成している」とか「概ね達成している」とか、あいまいにしてしまうと、
評価がゆるくなりすぎてしまいます。「A」は100%以上の達成です。

行動の評価なら「できている、発揮している」であり、「ほぼできている」では「B」でしょう。

だってみなさん、10時の約束で、10時1分になったら、これは遅刻でしょう。

僕が「R」がつく厳しい会社(当時)の経験があるからかもしれませんが、
未達は未達であり、そこはきっちりと評価すべきだ、99%を100%にするこだわりも
ビジネスでは求められる、と思うのです。

だから10時1分は許されないでしょう。Bです。

人事制度、評価制度の設計や運用においては、
真ん中は「A」とか、100%以上で「A」とかの、運用上の基準をしっかり設けていただきたいと願います。

ゴルフの競技だって、1打違えば予選落ちですよね。

スコアでも、89と90じゃ、気分的にもえらい違いですもん。
(最近、90切れない。評価はBですね)

あ、あと、「人事の学校 基礎講座」がリニュアルされていますのでお知らせしておきます。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000073219.html

西尾 太

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