コラム
12期が終わります
2008年の4月2日に会社を設立して、丸12年になります。
12期が終わります。
多くの皆様のおかげです。ありがとうございます。
このような時節に、31日までがっつり仕事をさせていただきました。
創業後、2008年の秋にリーマンショック、2011年の春に震災、この12年間、様々な危機が来ました。小さい会社なので、幸運にも生き延びてきました。
あの時は、「じたばたしても仕方がないので、しばらくじっとしていよう」と考えて、流れを受け入れようとしていました。どうしようもないことはどうしようもないですから。
実際には、すべきことがたくさんあって、何もしないということにはなりませんでしたが。
それでも、今回はそれを上回る危機でしょう。
先が読めない、ということが最も不安心理を高めます。
いつまでこの状態か、あるいはこれを上回る状態なのか。
自身でできることをしましょう。
心配とは不安とかは現実ではなく、脳が作っているものだ、と教えられたことがあります。
いま起こっていることを冷静に、できれば俯瞰して見つめて、自分ができることに集中し、自分の力が及ばないところについては、起きていることをできるだけ客観的に見ていきましょう。
もし声をあげることとか、誰かを支援できることがあれば、それは自分でできることとして、動きましょう。
でも、しっかりと見極めて、自分の意志で。
デマなどに踊らされず、慌てず、冷静に。
1973年、オイルショックの時のトイレットペーパーの争奪戦。その時の様子を最近のテレビで見ましたが、僕も(いい年なんで)少し記憶があります。
でも結局、トイレットペーパーはなくならなかったし、食べ物がなくなったわけでもありませんでした。
楽観視しているわけではありませんが、生産者の方々、流通の方々ががんばってくださっていることを思い、僕たちは冷静に行動しましょう。
それしか言えないかな。
4月から13期ですが、今週どうなっていくのか、まったくわかりませんが、
起きたことを冷静に受け止める、ということで乗り切っていきましょう。
そして、今しかできないことも探してみるのもいいかもしれません。
西尾 太