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Column

評価情報を流通させると何が起こるか

2018.12.25

こんにちは。
コンサルタントの中村です。

先日もとある会社さんで管理職研修を行いました。
コンテンツのひとつとして、評価演習を行いました。

ある特定の部下について、評価の原則をレクチャーした上で、
実際に評価シートを作成してみるというものです。

個人ワークが終わった後で、同じテーブルの人たちで内容を共有し、
意見交換をしてもらいました。
最初、みなさん少しとまどってらっしゃいましたが、
実際に共有が始まると、他の人の話に真剣に耳を傾け、
活発な意見交換をしていただけました。

とまどいの訳を、研修の最後に社長が教えてくれました。
「今まで個人の評価は門外不出。他の人に伝えてはいけないものだと思い込んでいた」
とのことでした。
なるほど。

私たちの考えは違います。
積極的に評価情報を流通させます。
(もちろん評価者である管理職の間だけでですが)

これによって、評価の視点をお互いに補い合いながら、
組織全体で個人の評価を、ひいては育成を考えていく文化を根付かせたいんです。

これを聞いてその社長も、
「とても大切な考えだと思う。今日、会社のステージが一段上がったように思う」
とまでおっしゃっていただきました。

今回は研修でしたが、これを「評価調整会議」にて、
毎期実践していただくこととなります。
いつも思いますが、本当に「評価調整会議」は素晴らしい場だなと思っています。

今年も良い仕事ができました。
関わってくださるみな様のおかげです。
本当にお世話になりました。
良いお年をお迎えください。

ではでは。

シニアコンサルタント
中村真一郎

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