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Column

シルバーウイークに思ったこと

2009.9.24

シルバーウイークは前半がライブ関係、21日に墓参り、後半が仕事というかんじで終わってしまったが、まあ僕にしては仕事以外もしていたので充実していたと言えば充実していた。

サラリーマン時代は休日は嬉しくて、休日に仕事をしなければいけないときは、なんだかとても損したような気がしていたけど、今はそうでもないのは心地がよい。平日に遊んだりもするんだから、そもそも「休日」という概念が薄くなっただけだろうが、OnとOffを切り替えられない、あるいは切り替える必要性を感じない自分としてはそれでいいと思う。

前々から言っているけど、「On=減らしたいこと、できればしたくないこと」「Off=増やしたいこと、楽しいこと」という区切りはよくよく考えるとおかしいんじゃないかとも思う。雇用という契約形態がどうしてもそういう概念を生むんだろう。自営業者は仕事が増えると嬉しいというから、世の中の多くの人は、ONとOffの概念がサラリーマンのそれとは違うはずだ。僕も独立してはじめてその感覚を実感するようになった。

人事制度を手掛けているけど、この感覚をどうにか雇用という枠の中での人事制度に組み込めないか、考えている。単純なインセンティブ制度では不十分だろう。まだ答えはでてこない。

ともすれば、自営業者的感覚とは、「自由か死か」であり、「安定」というキーワードから逆なところにその醍醐味がある、ある種のギャンブル的要素なのかもしれない。それを雇用の枠の中に組み込むということは、いわゆる歩合給のようになってしまい、歩合給というと、捉えられ方は全く違ったものになってくる。

答えがでていないけど、取り組むべきテーマのひとつだと思う。

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