Column
コラム
企業ステージの変化と人材
2018.1.25
こんばんは。
コンサルタントの中村です。
企業さんからのお問い合わせで、最近似たケースが多いなと思ったのですが、
かいつまんで言うと、
「会社が大きくなってきて人材の質が変わってきた。経営はベンチャーでいたいのに、入ってくる社員は大手のつもりで入ってくる。どうしたらよいか」
というものです。
ベンチャーマインドを持ち続けることは必要ですし、素晴らしいことだと思いますが、一方で現実的な「企業ステージ」の変化も認識しておかなければいけません。
いくら「ベンチャーマインド」を持った社員を採用しているつもりでも、事業が拡大しそれに追いつくべく人を採用している状態では、「オペレーター」や「マネージャー」職の募集が多くなっているはずです。創業黎明期に0を1にする「リーダーシップ」人材が仲間を採用していた頃とは、現実の募集スペックが変わっているのです。
ベンチャーマインドというパーソナリティ的要素と、人材ポートフォリオ的要素から見た職種の違いを認識しておかないと、こうした悩みに苛まれることになります。そしてそれは、現実的に、ベンチャー的風土を保ちたい時の壁となります。
組織は生き物ですから、規模が大きくなっても、時間が経っても、全て同じままということは無いでしょう。現実を受け止め、ポリシーを持って対応していくことが必要です。
ではでは。
シニアコンサルタント
中村真一郎