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Column

人事と倫理

2009.8.12

人事担当は品行方正とは限らない、と述べたことがある。特に言葉づかいとかそんなことまで気を使っていられないのが人事の現場である。

とはいえ、人事担当は、会社の顔でもあり、また社員から見れば会社組織そのものである。という点からいえば、高い倫理観が求められる。

人事に携わる人はこの倫理観を持たれていると思う。だからプロデューサークラブなどでの交流も非常に有意義なコミュニケーションがとれる。なんやかんや言っても多くの人は高い志と自分を律する強さを持っている。

残念ながら先日そうでない方がいらっしゃった。本人もさることながら、そういう人を人事部門にそのまま配置している会社の見識を疑う。知っていたら罪は深いし、もし知らなかったとしたらそれも大問題である。

人事はストレスがたまる仕事でもある。だから社会と会社に迷惑をかけなければ、会社の外で自己責任で何してもいいとは思う。全方位の品行方正は難しい。だからそれはいい。
でも社内に対しては、品行方正とは言えなくても、「これだけは絶対にあってはならない」というラインがなければならない。そのラインをそれぞれがしっかりこだわっていきたいものだと思う。

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