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Column

どうしましょう・・・

2009.7.28

僕がマネージャーだったころ、メンバーにお願いしていたことは、「どうしましょう、禁止」。
「こうしたいんですがいいですか?」と言って欲しかった。

どうしましょう、とは状況判断と対応策をすべて他者に委ねること。事象が起こるたびにすべてを委ねられたら、それは上司もつらい。アタマの中を何十個、何百個と分けておかなければならない。
そもそも現場をよく知っているのは上司よりメンバー。社長よりメンバー。その現場においての事象をしっかりとらえて、「だからこうしたいのです、いいですか?」と言ってくれるメンバーは育つ。
「他人のアタマを使わないで、自分のアタマを使え!」。
上司は万能じゃないんだから。

そのうえで決断(決断とは他の選択肢を捨てること)の責任は上司が取ればいいのだから。

ところで、よくあるのが、上司は部下の仕事が全部できなければいけないという考え方。

そりゃ無理でしょう。あらゆる職種や顧客にすべて詳しい人材なんかそうそういない。

上司に求めるのは実務能力ではなく、決断力と責任をとる覚悟だと思う。そして他の仕事との関連性を捉えて総合的に考える統合力かな。

自分より上司の方が、その仕事に詳しいとは限らない。だからこそ、「こうすべきだ」というのはメンバー側の責任だと思う。

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