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Column

びーきゃぶ(Business Core Action Value)の概念

2016.2.26

「評価基準」は、当社が活用している、45のコンピテンシーモデル(成果に結びつく欠かせない行動を45に分類したもの)を紹介した。

僕たちはこれを「B-CAV 45」と呼んでいる。
B-CAV とは、仕事をしていくための(Business)、核となる(Core)、価値ある(Value)行動(Action)という意味だ。
http://www.fournotes.co.jp/service/bcav.html

須田くんがつけてくれた。

この45個のモデルの行動をすべてできればスーパービジネスパーソンだ、っていつも言っているけど、
役職や職種、組織の中で求めれている役割によって、「欠かせないもの」は変わっていく。
自身がいま、何が求められているのか、何が欠かせないのかを知り、それを行動すればいい、というのが
コンピテンシーモデルの趣旨だ。

このモデルそれぞれに、OKな行動とやってはいけないNGな行動、
モデル解説、自分ができているかをチェックする行動リスト、
ではどうしたらできるようになるのかのヒントになる獲得のための行動計画の提案をしている、
B-CAV 45解説書」というものがある。

そして前々回書いたけど、「行動」は「パーソナリティ(性格)」の影響を受ける。

パーソナリティによって、好きな行動・苦もなくできる行動と、嫌いな行動・避けたい行動がある。
自身のパーソナリティを知ることにはとても意味がある。

そのパーソナリティを具体的に確認し、表すものが、

B-CAV test」だ。
http://www.b-cav.jp/

この「パーソナリティ検査」は、パーソナリティの特徴を示し、合わせてB-CAV 45のそれぞれの行動の発揮しやすさ・しにくさを予見する。

これによって、ひょっとしたら避けているかもしれない行動・嫌いな行動を意識していただくことが可能になる。

これにもB-CAV testの読み方を記した解説書がある。

ただこれはあくまで予見なので、実際に行動しているかどうかを見るものではない。

では、実際の行動しているかどうかを見るのが、評価になるわけだけど、
周囲がその行動を確認しているかどうかを確認する多面評価(360°評価)が、

B-CAV360」。
http://www.b-cav.jp/360/

これは、「評価基準」でもコンピテンシー別に示した、OK行動とNG行動が実際にとられているかを、
周囲が評価をし、本人にフィードバックするためのツールだ。

そして、採用場面、昇格場面において、
インタビュアーがその行動の発揮を予見するための質問肢と
どのような答えが返ってきたら、OKなのか、足りないのかを判断するための

B-CAV インタビューガイド」がある。

・・・というわけで、「びーきゃぶシリーズ」は、コンピテンシーモデルを核として、
様々な場面で、気づきによる成長・育成を一貫したメッセージで行えるように作っている。

もともとこれらは、僕が人事部長をしているときに欲しかったもので、
採用場面、育成場面、評価場面などで同じ切り口で使えるものあればいいのに、と思っていたからだ。

それぞれのカテゴリーで優れたものは多いけど、全体を関連付けているものが少ないんだ。

いままでこれらの「つながり」を説明してこなかったけど、
「評価基準」を期に、お伝えしていきたいと思う。

ね?ちゃらんぽらんな割にはそれなりに考えてるでしょ?

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