評価制度も人事の悩みも、
普遍的な体系で
一気に解決する人事のプロフェッショナル

Column

まんだら志向

2016.1.29

「循環思考」という本を読んでいる。
「営業力がない」⇒「営業力をつけよう」という思考を「リニア思考」というそうで、そうではなく、「なぜ営業力がないのか」⇒「営業力がない原因は何か」・・・ここまではロジックツリーで考えられるが、ロジックツリーで細分化されたそれぞれの要素は独立して存在するのではなく、相互に関連している。その関連を結び付けて「良循環」を生み出していく思考、だと思う。おそらく。

人事にはとても大切な思考だ。と思ったら、僕は15年前にそれをやっていた。

社内で「西尾まんだら」と言われた思考法だ。

なーんてね・・・、意識していたわけではないんだけど、「新卒を何人採用する?」という命題に対して、「なんで新卒なの?」「新卒に何を求めるの?」「彼らのキャリアパスはどうなるの?」「教育や配置はどうなるの?」「そもそも10年後の人員構成はどうなっているの?」「減耗率をどう考えるの?」「そもそもなんで減耗するの?」「各部門での必要人材はどのようなもので、何人必要になるの?」「採用は中途じゃだめなの?」・・・・、と次から次へと考えなければならないことがつながってきて「ウキーッ」となってしまったので、A3の紙にその関連性を書いて見た。そしたら「まんだら」のようなつながりが見えてきたので、社内で「西尾まんだら」と言われるようになったものだ。

マインドマップのようなものだが、マインドマップは末端どうしがつながらないこともあるので、出てきた要素の関連性をつなげて考えていたら「まんだら」になったんだ。

人事は循環思考だ。人事の学校でもいつも言っているけど、「すべてはつながっている」。

今見えている課題をすべて書き出してみよう。そしてその課題どうしの関連をつなげてみよう。
全体像が見えてから各論を考えよう。
全体像が見えてから、優先順位をつけよう。

人事は「抜け漏れ」があってはならない領域だ。「うわっ!想定外!」ではダメなのである。
MECEを追求しよう。

どれだけ見えているか、ぜひさまざまなものを書き出してみてください。

さて、27日の日経新聞に「評価基準」の広告を再び載せていただいた。ありがとうございます。
「重版出来」って「じゅうはんしゅったい」って読むんですってね。

日経新聞20160127

 

 

 

 

 

アマゾンでも再び人事労務カテゴリーなどで「1位」をいただいている。ありがとうございます。
気が付いたら、なんと「人事の赤本」もランクインしていた。

本当に感謝いたします。

2016-01-27 (1)

お問い合わせ・資料請求はこちら

ご相談から質問まで、
まずはお気軽にお問い合わせください。