コラム
女性の働き方
朝の連ドラ「まれ」の主役は、「土屋太鳳」さん。ドラマの内容はまあ楽しく、BSだと「あまちゃん」の再放送からの連続で見ることができる。朝の連ドラ評論家としては、「まあまあおもしろいよね」といったところか・・・。
それにしても「太鳳」という女性の名前である。本名だそうだ。
娘が生まれたときに、「さすがに女の子に僕の”太”という字は使えないよなあ」と思ったし、
今日まで、女の子の名前に「太」がついている人を見たことがない。
西太后とか、女性の尊称に使われる字だということで、ふーん、それなら当時もっと考えればよかったのだろうか。
つけられないと思うけどね。
さて、ちょっと訳があって、ここのところ、「女性の働き方」ということについて考えている。
人事評価において「女性が評価されるにはどうしたらいいのか」という質問のようなものをいただいたからだ。
この問いの根源は、「評価において女性は不利なのではないか」という疑念だと思う。
何人かの、僕の周囲の尊敬すべき素敵な女性の方々に、このへんのお話を伺っているところだが、
結論として「性差(男性と女性の違い)というのは基本的には意識していない」あるいは、
どちらかというと、「有利なときもある」ということだ。
僕自身、ベンチャー企業にいたからか、性差を気にしたことはない。
「男性だから」とか「女性だから」ということを評価において意識したことはまるでない。
だから、この問いはとても違和感があった。あまり考えたことがなかったからだ。
男性より女性の方が、優秀だと思うことが多かった(今でも多い)し。
そもそも「女性活用」といういい方も、とっても失礼だと思うし、活躍している人はとても本当に活躍しているし、
彼女たちはそれぞれ苦労していると思うが、肩に力をいれず、軽やかに颯爽と生きていて、かつ優秀で成果を出している。
そしてその多くが既婚である。
ただ、男性と違い、女性の生き方は多様だ。
男性は、「基本的には総合職的で、仕事をメインとして生きていく」というパターンが多数だろう。
(もちろん多様な生き方は可能だが女性の選択肢ほどは志向されていないと思う。)
女性は、
「仕事をメインする」
「プライベートをメインとする」
(両立というのも当然あるが、どちらかに力点は置かれている)
「独身」か「既婚」か、
「子供はいるか、いないか」。
そして既婚、子供のパターンにおいて「そもそも外で働くか」という選択肢がある。
これらを掛け合わせると、ざっと8パターンぐらいの選択肢がある。
この選択肢を前向きに捉えるか否かもあるだろう。
家庭や子供が「制約」だと捉えてしまうと、ネガティブになる。
でも最近お話を伺った女性たちがおっしゃるには、
「どの選択肢を選ぶにせよ、中途半端ではなく、毅然と選択し、その選択肢を懸命に生きる」
ということが大切だということだ。
この命題は簡単ではないが、
人事制度は、その多様な選択肢を毅然と生きられるように整備していくべきではないかと昨今考えている。
名言をいただいている。
「働き続ければ、キャリアウーマンになるんじゃ!」
だそうです・・・。
また機会があれば、この話題を考えたいと思う。
そうそう、こういうのも出てきた。
「言わなきゃわかんないのよ、男なんて!」
だそうです・・・・。