コラム
風土改革
もう3月も2週目だ。
ほんとに早いなあ。
2月は、敦賀に始まり、京都、奈良、札幌、大阪、鬼怒川、また大阪と出張の多い1ヶ月だった。
春節の影響か、どこにいっても中国人の皆様が多いこと!
そして当社の移転。ご支援いただいている皆様ありがとうございました。
そして3月
1日にはJOBRASS合同企業説明会でパネラーをさせていただき、常見陽平さんらと対談させていただいたり、
企業の若手メンバーとのパネルディスカッションを担当させていただいた。
就職活動、解禁だね。がんばってほしいと思う。
「なぜ働くか」と「どのように働くか」をよく考えて。
さて、先日、以前からご紹介しているリストラ評論家の砂山さんと
「ぎすぎすした職場はなぜ変わらないのか」の著者で、いすゞ時代の先輩である
手塚利男さんが弊社までお越しくださった。
キーワードは「風土改革」。
手塚さんはいすゞの風土改革の中心的な役割を果たされたおひとりである。
風土改革と人事は密接だけど、なぜか経営者や人事担当者は組織風土に着目し変える事の意義をあまり感じていないとのこと。
なるほど、確かに僕は人事時代、組織風土は感じながらも、
それ自体を変えていくというより、その上にある人事制度などの仕組みを変えていくことに注力していた。
どちらかというと、仕組みから風土を変えてしまえ、と思っていたかもしれない(今も)。
評価の仕組み、それから教育などは、最終的には社員個人を活性化するための手法だ。
一方で風土改革は、社員の間にあるもの、そして根底にあるものにメスを入れようというものだと理解している。
制度よりもさらに目に見えない、見えにくいので、意識しにくいか、意識したところでそれを変える意識にはなかなか結びつかない。
でも制度改革と風土改革、両方の視点で併せて行っていくことも視野に入れておいたほうがいいかもしれない。
ということで、当社にお越しいただいた方々には、当社の風土というか雰囲気がよい、みんなが活き活きと働いている、笑顔が多い、
とお褒めいただく(けど、内実は違うかもしれませんよ・・・・。)
でも、少人数でも風土は確かに存在する。何を大切にして何を変えるのか、常に考えていなければいけない、ですね。
さあ、もうすぐ春、がんばろう、だね。