コラム
評価大好き?
「肉食系」の人って、ほんとによく肉食べるんだね。気持ちのいい食べっぷりで、ぐずぐずしてると僕が食べる分がなくなってしまう。
さすが、バイタリティのある人たちは違うね。ぜひ一緒に仕事したいと願います。
さて、上半期の評価会議のシーズンである。
弊社で人事制度を導入いただいた何社ものクライアントの評価調整会議に出席させていただいており、
これからしばらくはそれでスケジュールの多くがほぼ埋まっている。
人事制度導入当初の目標設定会議や評価調整会議はとても重要だ。
せっかく入れた人事制度がうまく機能するかどうかの登竜門だからだ。
手間も時間もかかる評価と評価調整会議、弾み車の法則(ビジョナリーカンパニーから。巨大で重い弾み車をひとつの方向に回し続けると少しずつ勢いがついて、やがてものすごく回転が速くなる)ではないが、
最初の重い車を回すことを、手間ひま、労力を惜しまず行うことは、制度が機能するだけでなく、人材育成に結びついていく。
評価会議は複数の評価者が集まって、個別評価について議論していく会議だ。
この場を単なる「評価目線合わせ」だけのためにするのではもったいない。
被評価者をどのように育てていくのか、課題は何で、次に取り組ませるミッションはどのようなものなのか、
至らない点があればどのように改善させていくか、など人材育成について考える場になる。
思えば、僕がこれまで経験した会社においても、「評価大好き」という会社は業績もいいし、人も育っている。
評価したりされたりするのは本来あまりありがたいことではないけど、
そういった「人」に対する関心が高く、「どうしていこうか」と時を忘れて議論している会社は強い。
そもそも評価とは「その人の、いけてる点といけてない点を明らかにして、本人に気づきを与え、成長を促す」行為である。
評価をちゃんとしないということは、「育てる気がない」ということなんだ。
評価会議をしっかり回されている会社は確実に業績が向上している。
そして、「違う部署の社員のことはわからない」などと管理職に言わせない、あくなき人への興味関心を高めていこう。
手間はかかるが、ほんとうにがんばって取り組んでいただきたい。きっといい結果に結びつくから。
・・・ところで、長らく「やれよ!」とプレッシャーをかけてきた、当社スタッフの「スタッフブログ」が漸くオープンしたそうだ。
そちらもぜひご覧ください。