コラム
ついに
遂に100を切った。まじめに習いだしてずっと100超で推移していながら大台を切ることができなかった僕のゴルフスコアだ。
「仕事は楽しく遊びは真剣に」と言われる。また「遊ぶように働き、働くように遊ぶ」という言葉も聞いたことがある。
そういった意味で、遊びという点では今年は音楽は横に置いといてゴルフに専念した、そのひとつの成果ではある。まあ一般的に90台がそれほど「すごい」というわけではないが、僕にとって嬉しいものは嬉しい。20年という歳月で体に浸み込んだ「我流」を、体系的なロジックに置き換えられつつあるのだ。それほど我流というのは怖い。
ゴルフは、経営者の方々と回ることが多く、そこをビジネスの場とは考えていないが、いろいろなお話を伺うことができる貴重な時間ではある。
仕事の話というよりは生き方や考え方を比較的長い時間をかけながらコミュニケーションできるということはとても勉強になる。
会社という組織内から独立起業して、おつきあいする人々の層が広がったが、単なる名刺交換をする交流会よりもゴルフはコミュニケーションの密度が濃い。同様に、複数回同じメンバーで実施される勉強会についても僕はその密度の濃さが好きだ。
そうは見えないと言われるが、僕は人見知りなところがあり、初対面の人がたくさんいる場所は苦手だ。ビジネスがわかりやすいものではないので、それを名刺交換のたびに説明するのも難しい。
独立以来、いろいろ試してみたが、複数回勉強会とゴルフは僕にとっては、それがビジネスにつながらなくても貴重な場だと思っている。
まあ、理屈はつけたが、要するに楽しい。ロジックを学び、真剣に取り組むこと、それで少しでも向上することは充実感がある。特にゴルフは「すべて自分の責任」である。そういうところが多くの人の心を捉えている要素なのかなとも思う。