コラム
歯車?・・・・
昨日は、うちでバイトしてくれてるTくんとKくんたちがやっている学生企業組合主催の「次世代人材育成セミナー(タイトルは僕の記憶)」で「キャリア講座」なるものを、主に大学1年生、2年生させていただいた。
内容は、「なんで働くの?」「働き方=キャリアスタイル・ライフスタイル」「企業の成長ステージ」などをお伝えした。
金曜の夜だというのに、たくさんの学生さんが来てくださり、かつそのあと数名の「起業を志したり」している学生さんと飲むことができ、楽しい夜だった。
一緒に同席いただいたのが、僕のジャズピアノの先生のYasu Sugiyama(このたび、「リハーモナイズで磨くジャンル別コード・アレンジ術 作曲&編曲に役立つ音楽理論を実践形式でマスター (CD付き)」というタイトルの長い本を出版される。発売されたら少しここでも紹介させていただきます)で、僕とほぼ同年代で、僕らの学生時代と今の学生さんたちの違いというものをいろいろお話させていただくことができた。
いろいろだけど、ああいうセミナーは僕らの頃にはなかったと思うし(とはいえ、僕は、麻雀と音楽と少々のバイトぐらいしか学生時代はしていなかったので、感度も低かったから単に知らなかっただけかもしれない)、そういうものに参加しようと思うだけでも、たいしたものだと思うし、そして「起業」しようという強い思いを学生時代からもっていて、休学しながらインターンシップしているなんて、それもすごいと思うわけで、「ゆとり世代」とか言われながらも「考えている奴は考えていて」「動いている奴は動いている」と思った。僕らよりたいしたものだと思う。
ただ、ちょっと単略的と思うのは、「会社に入って歯車になるより・・・」という「歯車」という言葉。「会社に入ること」と「歯車」になることは同一ではないんだよ。歯車がしっかり回るほど、仕組みがしっかりしている会社ばかりではないし、またそれができていても歯車として立派にひとつの責任範囲を果たすことは、起業に匹敵するだけの価値があるものかもしれない。
会社もいろいろで、ちゃんと見て選べば、有意義な働き方をできるところでもある。
会社=歯車、という見方はしてもらいたくないなあと思う。
ところで、さっきまで「人事の学校」をしてたけど、そこで「歯車」について話したら、
・「歯車」とはそれがないと機械が機能を果たせなくなる重要な部品である。
・創業者が会社を去っても、会社がそのまま続いていたとすれば、それは「創業者さえ歯車にはなれなかった」
ということであり、
・「歯車」になれるなんて思ってはいけない
・・・・とR社では教えられたという話になった。
で、「せめて潤滑油になれ」ということも語られたそうである。
だよねえ・・・・。
この話、また続きを書きます。