コラム
自己申告と人員配置
俄かに忙しくなって、ココの更新もなかなかままならない中(「忙しい」と「儲かっている」は比例しないんだけど・・・・)、今日は「人事の学校」。新コースを初めて3回目。
あまり良くない天気のなか、また多くの方にお集まりいただき、また初めての方にもお越しいただきありがとうございました。(天気が悪い方が、土曜日に勉強することに、あきらめがつくかな)
(これ、新しい取り組みもいろいろしているので、基礎講座を過去に受けられた方もぜひ「ステップアップコース」にはお越しください。終了時には「検定テスト」もご用意しております。)
さて、今日は、人員計画と人材配置がテーマだった。
人事異動については、調整を含め、人事部時代はずっとやっていたけど、定期異動時期には、ほとんど徹夜というのが続いていた。それだけ人事異動の実務はたいへんだ。
でも、ある一定の規模になったら、定期的に人事異動を図ることは人事部門にとってとても大切な職務になる。能動的な異動を図れるのは、なかなか人事部門以外ではできないことだから。それが社員の成長の機会を作るし、その結果会社の成長をより促進することになる。
で、人事部門がそれを強力に推し進めるためのツールが「自己申告制度」。侮ってはいけない!これはほんとうに重要なツールなのだ。もちろん自己申告を受け付けて何もしないのは愚の骨頂だ。ぜったいあってはならない。さらにもちろん、自己申告をすべて実現させてあげることはできないが、一部でもその内容を反映した異動を実現できれば、会社にとっても社員にとってもとても「よいこと」になる。
異動を能動的に推し進めるために、社員の情報をより的確にもっていることが大切だ。
だから、それを自己申告制度で実現しよう。
もちろん人事部門が力を持つためだけに行うことではないけど、ある程度の一定の力がなければ、それはやっぱり「人事実務部門」であるしかない。人事戦略部門にはなりえない。
ほんと、自己申告と人事異動については、ずいぶんみっちりとやったもんだったなあ。
人事担当者、いちばん人事担当者っぽい仕事をしているときかもしれないよ。