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Column

指示待ち族?

2010.11.8

YASU SUGIYAMA先生には、一体Jazzを習っているのか、人生を習っているのか、よくわからなくなっているが、今回もなかなか考えさせていただいた。ありがとうございます。

次までの課題は、「きらきら星」を自分で考えて10種類のコード進行のパターンを作りなさいということで、そもそも「せっかく習いにきているのだから、嫌なことをやりましょう」という、ストイックと言えばストイックな課題である。

どちらかと言えば習い事は、できないことがすぐにできるようになることを望んでするものだが、それは習う側のわがままでもあって、方法論を教えてもらっても、本質を知らなければ、それは「ただの指示待ち族」であるというご指摘であり、そう例えられると、妙に納得するからさすがである。

そう、「言われたことを言われた通りにすればよい」ということは、会社で言えば「指示される立場」である。さらに、その指示の意味を理解せずに指示されたことを行うのは「作業」に過ぎない。「なぜその指示が行われるのか」「その意味は何か」「全体像の中でどの部分を占めているのか」「他のものとの関連性はどうか」ということを理解して指示を受けるのと、そうでないのとでは、その後に大きな差が出る。

そう、簡単に手に入る方法論だけを求めてはいけないのである。

ね、人事の領域ではよく言っていることなんだけど、Jazzの世界では違うものを求めてしまうのね。

それにしても、なぜBob JamesがそこでBm7を使うのか、ということがわかるまでには、そうとう長い道のりだ。遠いなあ。
(Bob Jamesと言えば、FOURPLAYの新しいアルバム、今回もまたとてもよい。)

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