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Column

立派になって・・・

2010.9.26

先日、懐かしい人に会った。
前々職の新卒採用活動の時に出会った当時の学生さんで、面白い経歴を持ち、考え方がしっかりしていて、目指すべきものも持っていて、超有名人気企業の内定も複数持っていた(あるいは内定を取るだろうと容易に想像できた)。

「うちじゃなくて、もっと大きな仕事ができるところがいいよ」というようなことを言ったことを覚えている。彼もそれを覚えていてくれていた。

やっぱり、彼はその「いい仕事ができる他社」に行き、そこを卒業してベンチャーに入り、今、人材開発室長さんである。
たいしたものだ。まだまだ若いのに。

採用したいなあという学生さんはたくさんいて、でも「君だったらうちじゃなくてもっといいところに行きなさい」という人も少なくなかった。大手企業や有名企業が必ずしもいいとは思わないけど、そういう大きなステージでこそ働いてほしい、きっとそのステージでも「頭角を現すだろう」ということを予感させられる人が時々いる。

採用は必ずしもレベル判定ではなくて、スタイル判定も多い。偏差値的に上位から採用するというのではない。合う・合わない、ということもあるし、双方の器の大きさも想定する。淡水魚と海水魚の違いのようなもんだ(この例え、適切か?)

でもそういうこともあるから採用は楽しい。
ましてやもう7年ぐらい前の話を覚えていてくれる。
人事冥利に尽きるよね。

今後ともよろしくね。

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