最近、会社内の人事に関する不満をお聞きすることが多かったので一言。

この場合の人事は、狭義の人事で「人の配置や任命」を言う。人事部のことではない。

なんであの人が部長になるの？　なんであの人が評価されるの？
あるいは、然るべきポジションにいる人が、人の陰口を言ったり、政治的すぎる動きをしたり。
そういう人が然るべきポジションに居続けて、力を持つ。
組織が暗くなる。

こういう人事って、「センス」、「感性」。ほんとうの意味での「人を見る目」。

若手を抜擢すれば周りがやる気になると思ったら大間違い。下手な人を抜擢すると、周囲は白けてしまう。

人事ひとつで、組織は活性化もすれば沈滞化もする。

前向きに仕事ができる状態であればがんばっていけばいいと励ましもする。

でもそうでない環境で、組織や人事の不満を抱え続けて働くのは不幸だし時間の無駄とも言える。

会社を辞めていいと思う。違う環境に身を置いてもいいと思う。

センスはなかなか変えられない。そうとう強い人事部門や人事部長がいれば別だが、センスがなければそれを見つけることもままならない。

いまは就職環境がよくないので我慢している人も多いと思うが、自分にとって何が大切か、よく考えながら自分のキャリアに動きをつくることは、勇気はいるけどとても大切なことだと思う。