2018.10.22
働き方には4つのパターンがあります。
4つのパターンの中でどれを選ぶのかはあなた次第。
自分の理想の生き方と照らし合わせて、働き方も決めていきましょう。
あなたはどのような人生を送りたいですか?いきなり漠然とした質問をしましたが、自分の理想の人生を送れるかどうかは今の自分の生き方によって決まります。手遅れになってしまう可能性もあるので、なるべく早い段階で「どんな生き方が理想なのか」を決めておくようにしましょう。
さて、生きることイコール仕事だとまでは言いませんが、今の社会では「生き方」と「働き方」は切り離せない関係にあります。「どのような人生を過ごしたいのか」という問いは、「どのように働きたいのか」とほぼ同義なのです。
勝ち組・負け組という言葉が示すのは、決して社会的な地位があるかどうかではありません。自分の理想の働き方を決め、それが実現できているかどうかです。そして、それを決めるのは自分しかいません。まずは自分の中での「人生の勝利」を作り、そのためにはどのような働き方がベストなのかで判断しましょう。
その基準として、今回4つの働き方を紹介します。自分がどの生き方・働き方をしたいのかで、今やるべきことも見えてくるはずですよ。
・オペレーター
誰がやっても同じ結果になる仕事が求められる働き方。一般事務やライン作業、店舗スタッフなどがあります。働いた時間に対して給与が発生する場合が多く、非正規雇用のケースが多いです。決められたことを指示通りにやればいい分、もっと低賃金で雇用できる環境があれば、そちらに仕事が奪われてしまう可能性も十分あります。
・オペレーションマネジャー
組織の中でオペレーターを取りまとめ、決められた目標を組織的に遂行していくことが求められる働き方。チェーン店の店長や工場の職長、コールセンターの統括マネージャーなどで、チーフや課長クラスに該当します。賃金は月給制であることがほとんどです。
・スペシャリスト
特定の領域で高い付加価値を出すことが求められる働き方です。医師や弁護士、クリエイター等が該当します。独立して自営しているケースも多いですね。また自身の専門性が高くなれば高くなるほど高付加価値の提供が可能なので、高年収も目指せます。
・コア
部長や役員クラスなど、企業経営を担う幹部や、幹部候補が該当します。労働時間に関係なく自分が創造した価値に応じて収入が決められるので高年収が目指せる一方、価値を作れなかった場合のリスクも背負わなければいけない働き方です。
給与や雇用形態の違いはあれど、働いていればいずれはこの4つのどれかに落ち着くことになります。ただ、絶対に勘違いしてほしくないことは、どれが偉いとか偉くないとか、楽だとか厳しいとかいう話ではない、ということ。あなたが自分の人生において「何」を最も大事にするか。それによって、この4つの中でどうやって働いていくかを決めていくべきです。
例えば「将来お金持ちになって、いい生活をしたい!」という人や、「仕事が楽しい!」という人なら、自分の価値を高めながら高収入を目指せるスペシャリストかコアを選ぶべきです。家族や友人と過ごしたり、自分の好きに使えるプライベートな時間を重視するのなら、オペレーターとしての働き方を選ぶのもよいでしょう。
収入もプライベートもどちらもそれなりに欲しい、というのならオペレーションマネジャーが最適ですし、独立してとにかく時間を自分の裁量で使いたいのなら、スペシャリストとして修業して早期独立を目指すべきです。
もちろん、「コア的」「オペレーションマネジャー的」に働くというのも可能です。例えば現場を統括する中で上層部に新しい企画を提案したり、あるいはオペレーターでも独自の商品配列で売る上げアップに貢献するなど、できることは数多くあります。こうした「コア的」「オペレーションマネジャー的」働き方は、キャリアアップや会社から必要とされる人材になるために必要なことです。
繰り返しますがどの働き方が正解、というものはありません。すべてはあなたがどんな生き方を望むのかに左右されます。何を選び、何を失うのか。この4つの働き方には、そんな問いも含まれているのです。
この4つのうちどれを選ぶにせよ、選んだだけでは意味がありません。その働き方を実現できるよう努力し、望んだ生き方を送れるようになることが重要であり大切なことです。
そのためにも、5年後、10年後の自分がどうなっているかを紙に書いてみましょう。ある実験結果では、目標を紙に書いた人の方が実現する確率が高かったそうです。目標を紙に書いて、そのために必要なことを具体的なレベルにまで落とし込んで実践していくことが必要なのです。
もちろん、どの働き方を選ぶにせよ「必要とされ続ける」ということは欠かせません。そのために必要なのは、成長です。よく「安定した生活を送りたい」という人がいますが、そのためにも成長は必要不可欠なのです。というのも、周囲が成長していく中で自分だけ取り残されてしまうと、そこに居続けることはできません。これは働いて高収入を得ることにあまり重きを置かないオペレーターであっても同じことです。成長しなければ、いずれ別の人に取って代わられて仕事がなくなってしまいます。
常に成長して必要とされ続ける。これなくして、安定というのはあり得ません。
人事という職に就いたならば、読む“義務”がある1冊
成果主義、職務主義、年俸制、人事部廃止… 90年代から変わらぬ「人事」の構造、変わらぬ平均給与額が、日本を世界トップクラスの「社員が会社を信頼しない国」へと導いたのです。
なぜ変革が進まないのか、その背後に潜む「考え方」の欠如とは何でしょうか?
中学時代に習ったこと、覚えてますか?
多くの人にとっては、すべての勉強の基礎になっている大事な「当たり前」のことですが、思い出せと言われても思い出せる方は少ないでしょう。
この「この一冊ですべてわかる 人事制度の基本」には、人事の当たり前が詰まっています。
ー「なぜ、あの人が?」
なぜ多くの企業で「評価基準」が曖昧になっているのでしょうか。
どうすれば給与が上がるのでしょうか。
11,000人超の人事担当者から絶大な支持を得るコンサルタントが、今まで9割の会社が明かさなかった「絶対的な指標」を初公開!
テレワーク時代には「ジョブ型」に留まらず、「超ジョブ型人事」が不可欠。
その一番の理由は、テレワークをはじめとするこれからの働き方には「監視しない事が重要であるから」です。
人事の“必須科目”を押さえる
プロの人事力
次のステージに向けて成長するためのキホン
人事担当者に必要な知識・学び方、仕事に対する心構え、業務との向き合い方、さらには人事マネージャー、人事部長へとキャリアアップするために必要な能力・スキルを一挙公開
今再び注目を集める「ジョブ型雇用」や「成果主義」。 決して新しい考え方ではありませんが、これからの働き方を考える中では重要な要素です。これらの導入には、ジョブディスクリプション(職務記述書)が必要ですが、策定や運用には多くの困難が存在します。 今回は代表西尾から、これからの時代の働き方や評価についてお伝えしていきます。
バブル崩壊後、企業は採用を抑制し、ジョブ型雇用に切り替えようと試みました。
しかしその試みが上手くいった企業は少ないのが現状です。
ジョブ型雇用が注目を集める昨今、
会社は過去の教訓を活かしどのように動くべきなのでしょうか?
「頑張っていること」を評価したい、
という気持ちを持つのは悪いことではありません。
しかし、その気持ちを本当に評価に反映してしまうと、
社員の不満の元になってしまいます。
日本企業はなぜ年功序列から脱却しなければいけないのでしょうか? 90年代のバブル崩壊からながらく脱年功序列、脱日本型雇用が掲げてられていましたが、結局ほとんどの企業は年功序列を脱し切れていません。企業を破滅に導く「年功序列」の弊害を改めて考えてみましょう。 総合人事コンサルティングのフォー・ノーツ株式会社の代表であり、『超ジョブ型人事革命』(日経BP )の著者・西尾太が、年功序列の現状と課題についてお伝えします。
会社にとって社長は意思決定者であり、常に先頭を走り続ける存在です。
それでも、いつでも正しい判断ができるわけではありません。
社長の指示や行動が会社の人事ポリシーに沿わない場合、
自信をもって「待った」をかけられる人事担当者になってください。
人事ポリシーとは会社の「人」に対する考え方を表明したものです。
会社が抱える「人」の悩みの大半は、社員との間にある意識のミスマッチが原因です。
自社に即した人事ポリシーによって意識をすり合わせることができれば、
複数の課題が一気に解決することも珍しくありません。
日本の労働生産性は、先進国で最低レベル。人事担当者の間でも「うちは生産性が低い」「残業を減らさなきゃ」といった話がよく聞かれます。働き方改革を進める中、生産性を上げるには、人事担当者はどのようなことに取り組むべきでしょうか? そこで今回は、フォー・ノーツ株式会社の代表であり、『超ジョブ型人事革命』(日経BP)の著者・西尾太が、労働生産性を上げる方法について解説します。
採用担当者は採用する側だから、優位に立場である。
そういった意識を持っている人事は少なくありません。
この少子化の時代、その意識を捨てて自社を売り込む立場の目線を持つことが大切です。