2024.11.05
かつて喫煙所は、社内人脈の宝庫だった 仕事をするうえで、社内の人脈は広いほうがいいです。社内のキーパーソンとの […]
仕事をするうえで、社内の人脈は広いほうがいいです。社内のキーパーソンとの人脈があれば、案件を通しやすく、やりたいことが実現しやすくなります。人的ネットワークを持っていることは、人事評価の対象にもなり、昇進や昇給にも影響します。今回は、そんな「社内人脈」のつくり方についてお伝えします。
社内人脈の宝庫といえば、かつては喫煙所でした。喫煙所は、部署も立場も異なる、さまざまな人が集まります。職場を離れ、誰もがリラックスしているため、本音で話をしやすく、以下のようなメリットがありました。
・経営層や管理職ともざっくばらんに話ができる
・仕事以外の話でも意気投合しやすい
・他部署の人間の顔と名前を覚えられる
・本音の会話が多く、リアルな社内情報が得られる
「職場だけれども、仕事以外の話も意外とできる」という空間は、とても貴重でした。
それによって、人間関係がより親密になれたからです。
「すべての物事は喫煙所で決まる」。昔はそういわれていましたが、今は喫煙所がない会社もありますし、大きなビルだと社外の人もいるスペースになっていたりするので、あまり込み入った話はできなくなりました。
喫煙者も少なくなっているため、現在ではオールマイティーな人脈づくりができる場所とはいえなくなっていえます。
オンラインのコミュニケーションは、有効ではない!?
喫煙所に代わるものといえば、社内のサークル活動など、趣味による繋がりでしょう。特に「ゴルフ」と「釣り」は凝っている経営者も多いので、どちらかを趣味にするのも、人脈づくりには有効です。
お金はかかりますが、ゴルフや釣りが好きな人は、いくらでも趣味の話ができます。そういう時間を一緒に過ごす努力も、無駄ではないと思います。
ただ、外出自粛が求められ、人と会うのは避けたほうがいい現在の社会情勢を考えると、無条件におすすめしにくいのが実情です。
リモート時代の社内人脈のつくり方として、メールを送る際に多くのCCをつけ、幅広く情報を共有することによって、人との繋がりをつくっている人もいますが、私はこうした方法は推奨できません。
今は、コミュニケーションツールが氾濫しています。メール、LINE、 Slack、Chatwork、Messenger……、毎日、膨大な情報が送られてきます。どの情報が大事で、どれがそうじゃないのか、チェックするだけでも大変です。
私自身は、CCやBCCのメールは、基本的に見ません。重要な情報は、必ず私自身に送られてくるはずだからです。
もっとも私のこうした態度は社内では不評で、よく怒られていますが、大きな組織のトップになればなるほど、送られてくる情報の量も半端ではないはずです。
大量のメッセージの煩雑なやりとりに、うんざりしている人も多いでしょう。
オンラインのコミュニケーションは便利ですが、人脈づくりという意味では、それほど効果的とはいえないのではないでしょうか。
では、最も効果的な社内人脈のつくり方は何かといえば、非常にオーソドックスな方法ですが、「評価」されることでしょう。これはどんな時代でも変わりません。
毎期の評価会議など、人事評価を決める場面には、社内のキーパーソンが一堂に介し、すべての社員の情報交換が行われています。
「こいつ、Sがついているけど、どういうヤツなの?」
「今、すごく伸びている若手なんですよ」
「へえ、気になるね。業務上のつながりも考えられるから、今度声かけていい?(次の異動機会で狙ってみよう……)」
こんな会話が飛び交い、評価されている社員は、必ず話題になります。
高い評価を得ることで、社内で一躍注目される存在となり、他部門の管理職はもちろん、社長や経営層にも知ってもらえます。
また、社内で嫌がられているプロジェクトや委員会などに参加するのも、有効な方法です。誰も手をあげない企画や案件に手をあげれば、「あの人すごくやる気だね」「どんな人だろう?」と必ず注目され、社内で名前が知られます。
頑張って評価を上げる。これこそが最強の「社内人脈のつくり方」です。
また、実はもっと簡単な方法もあります。それは「挨拶」をすることです。毎日気持ちのいい挨拶を心掛けるだけでも、社内で注目される存在になります。
なぜなら、企業のトップには、挨拶を重視する人が多くいるからです。
特に経営者には「俺は挨拶をできないヤツを認めない」と公言している人が多く、どんなに成績が優秀でも、挨拶ができない社員は、決して重要なポジションにはつかせない企業も少なくありません。
「○○さん、おはようございます!」
毎日そう声をかけることで「あいつの挨拶、元気いいね」と目にとまり、次第に顔や名前を覚えてもらえるようになります。帰り際にひと言かけるだけでも全然違います。
社内人脈をつくるには、まずは自分を知ってもらうことが重要です。
たとえ直接的なコミュニケーションではなくても、自分の存在を認識してもらえれば、思わぬチャンスに結びつくこともあります。
他部門の人に話を聞くに行くのも、効果的な方法です。何かのトピックがあったときに「とてもすごいと思いましたので、ぜひ話を聞かせてください」といって時間を取ってもらうのです。そういう話をされたら、相手も「悪い気はしません」ので、だいたい話をしてくれます。
自部門との関連がありそうなら、それは立派な仕事になります。そういう幅広いつながりをつくっていくのは、とてもよいと思います。
挨拶も、他部門の人から話を聞くことも、誰でもすぐできます。騙されたと思って、明日からやってみましょう。社内の人脈が、どんどん広がっていきます。
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どうすれば給与が上がるのでしょうか。
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今回は「残業」について、人事がどのように考えているかをお伝えしたいと思います。残業については、もちろん厳しく見ています。だらだら残業をして毎月7〜8万円稼いでいる人は、半年たったら残業代だけで50〜60万円くらいの収入になります。ボーナスで50〜60万円はなかなかつけられません。となると、効率よく仕事して毎日定時で帰っている人よりも収入が多くなってしまいます。